山形新幹線の大曲延伸について

山形新幹線が新庄まで延伸されたとき、秋田県南地域では、大曲への延伸機運が一気に高まったものですが、その後急速に冷めてきています。

山形県は、新庄から先は庄内地方へ延伸させる方針に転換し、大曲延伸の話しはなかったことにしようとしていますし、秋田県内においても、湯沢駅の夜間無人化やみどりの窓口廃止など、条件は悪化する一方となっています。

さらに山形県は、「山形新幹線機能強化検討委員会」なるものを立ち上げ、庄内延伸と板谷峠フル規格化を模索してきました。

ところが今月24日、委員会の調査結果がまとまり、いずれの構想も50年以内に投下資本を回収することは困難、との結論に達しました。
秋田県南地域の人からすれば「ざまあみろ」と言いたい気分でしょう。

しかし、これは裏を返せば、大曲延伸も事実上不可能になったことを示しています。

山形県の構想は、いずれも県内で相当の需要が見込まれるとして固めたものであり、それでも「NO」を突きつけられたわけですから、特急が廃止され駅の縮小が進む秋田県南に至っては、100年経っても採算は取れないでしょう。

JRとしてもこれ以上ミニ新幹線は作らない方針のようですし、秋田県南に優等列車が復活することはもはや永久にないのかもしれません。

この記事へのコメント

都会からの旅行者
2006年02月26日 22:39
板谷峠フル規格化も無理とは、これ秋田県にも影響が大きいですよ。
新線鉄道計画徹底ガイド 新幹線編 川島令三著 にて川島氏が、秋田新幹線高速化のために新たに赤渕-刺巻?(神代だったかも 手元に本がないので不明)に仙岩トンネルを複線フル規格で掘り高速運転すれば17分の短縮が見込めると書いてありました。著者自身の提案によるもので、秋田県や沿線自治体も推進運動しているといった話は聞いたことはありません。
ミニ新幹線は単線と峠道で時間ロスをしているのに、板谷峠で実現しないとなれば当然秋田も厳しいですね。
東北新幹線だけでなく秋田新幹線内も少しでも高速化して欲しかったので、残念です。

大曲延伸はフリーゲージトレインではまだ可能かもしれませんが、肝心のJRが導入するのか?一番導入しそうな区間をミニ新幹線化したうえ、現在のFGTテストも西日本、四国、九州がメインのようですし、やはり明るい展望は期待できないのかもしれませんね。

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