神は死んだ

人口減少により、いずれ県内の鉄道は縮小していくのだろうと漠然と想像はしていました。
しかし、新型コロナウイルスの出現により、それは急激に始まりました。

外国人の入国制限と越県での観光自粛が続き、もはや観光業界は壊滅状態となりました。
旅行代理店は、県内からの撤退や店舗廃止・縮小が相次ぎ、どの列車も乗客はガラガラ。
うかつに旅行などした日には周囲から軽蔑の目で見られるばかりか、会社では出勤停止されたり解雇されたりし、いわゆる自粛警察からの嫌がらせや地域での差別的扱いも受け、外を出歩くことさえままならなくなります。

大多数の人は、いずれこの状態は解消し、元のように気兼ねなく旅行できる日が来るだろうと楽観視していました。
しかし現実は、変異株が次々に出現し、世界的に感染爆発を抑えることができなくなり、一生ワクチンを打ち続けていないと他人と同じ空気すら安心して吸えないという事態に陥ってしまいました。

そう、もはや旅行の神様は死んだのです。

この状態にJRも大きな動きをしてきました。
令和4年3月12日のダイヤ改正で、秋田新幹線こまち号の本数が削減されることになりました。
特急たざわ号時代から、本数と車両数を増やし続けてきた流れが、ついに後退に向かいます。
特急いなほ号の区間廃止や普通列車の廃止も行われますが、それはいつものことです。

そして最も大きな動きが北上線の矢美津駅と平石駅の廃止です。
コロナ後は、みどりの窓口の廃止や駅の無人化などは行われてきましたが、旅客駅の廃止となれば、JRでは県内で初となります。
同駅は、平成28年から冬季全列車通過となっていたので、地元住民はある程度は覚悟していたと思いますが、これまで駅の廃止に慎重だったJR東日本が今後は廃止も辞さないという態度を示したことで、今後この流れが広がる可能性があります。
次は、既に旅客列車の一部が通過している糠沢駅が廃止の有力候補でしょうか・・・

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック